エアコンの処分で、こんなお悩みはありませんか？
- エアコンや粗大ゴミの捨て方がわからない
- 退去日が迫っているので早くエアコンを処分したい
- エアコンを買い替える予定のため古い物を引き取ってほしい
- まだ新しいのでエアコンの買取査定をして欲しい
- 暑い／寒いので引っ越し当日までエアコンを使いたい
- エアコンは粗大ゴミ回収に出せないと言われた
引っ越し＆不用品回収のプロがお答えします！
古くなってもう使わないエアコンは、早く処分したいですよね。 とはいえ、エアコンは大きくて重い物なので、正しい処分方法がわからなかったり、処分費用が高くなりそうで不安を抱えていたりしませんか？
処分方法によってはかかる費用を安く抑えられますし、費用は多少かかったとしても、手間なくすぐに処分できる方法もあります。本記事では、引っ越し＆不用品回収業界で20年以上の経験を持つ筆者が、エアコンの処分方法と費用のポイントを挙げていくので、ぜひ参考にしてください。
エアコンはどうやって処分するの？
エアコンは、家電リサイクル法によって処分方法が定められています。家電リサイクル法とは、一般家庭から出される有用な部品を多く含んでいる製品に適用される法律です。環境問題となっている廃棄物の減量と、資源の有効利用やリサイクルを推進するために制定された法律です。
家電リサイクル法に当てはまる物は、エアコンを含めて4品目あります。エアコン、テレビ、冷蔵庫もしくは冷凍庫、洗濯機やドラム式洗濯機の4つです。これらは粗大ゴミとして捨てることができません。各製品の内部に資源となる部品が多数使われているためです。
エアコンに使われている素材
| 室内機 | 室外機 |
| ・表面を覆うキャビネットの樹脂（プラスチックなど） ・鉄や銅、アルミなどの金属部品 | ・鉄やアルミ、ステンレスなどの金属 |
エアコンの室内機をリサイクルする際は、熱交換器や基盤、モーター、ファンを取り外した上で、機械で粉砕・選別を行い、金属やプラスチックを回収していきます。
また、エアコンの室外機は冷媒フロンやコンプレッサー、熱交換器、基盤などを取り外した上で、素材ごとに機械で分別してリサイクルしていきます。なお、冷媒フロンは無害化処理も必要になります。
エアコンの捨て方は６つ！
片付けや引越しなどで、不要となったエアコンには６つの処分方法があります。
それぞれに、どのような処分や回収方法があるのかを説明していきます。
ご自分の状況やご希望に合った処分方法を見極めましょう。
なお、どの方法で処分するにしても、エアコンの取り外し作業は専門の業者に依頼するのが一番です。取り外しの手順を間違えると冷媒（フロンガス）が漏れてしまい、法律に抵触したり、環境破壊に繋がったりしてしまうのと、室外機が二階などの危険な場所にあることが多く、ケガや事故に繋がりやすいからです。
参照：「フロンガス排出抑制法の概要-環境省」
家電販売店で引き取ってもらう
| メリット | 身近な店舗で利用しやすい 買い替えであれば、入れ替えがスムーズ |
| デメリット | 費用がかかかる |
処分したいエアコンを購入した店舗や、買い替えであれば新しく購入する店舗などで引き取ってもらえます。回収までの主な流れは以下の通りです。
主な家電量販店の対応状況
| 家電量販店 | リサイクル料金＋収集運搬料の目安（税込） |
|---|---|
| ヤマダ電機 | 3,190円〜12,100円 |
| ケーズデンキ | 3,190円〜 |
| エディオン | 2,090円〜 |
リサイクル回収のみの場合（＝買い替えではなく処分のみ）、回収先や回収日が異なる場合は、別途「訪問回収費（出張費）」がかかります。また、エアコンの取り外しが必要な場合、上記に加え、追加費用が発生するため注意が必要です。
手慣れた作業員が行ってくれるので、回収作業はスムーズに行われます。訪問設置・収集時にリサイクル料金と運搬料を現金で支払う形になるため、わざわざリサイクル券を別途購入する必要もありません。
店舗や時期によっては、下取りキャンペーンなどを行っているので費用が安くなる場合もあります。家電量販店での処分を検討したい場合は、事前に各店舗へ確認すると良いでしょう。
引越し業者に一緒に回収してもらう
| メリット | 引っ越しとまとめて依頼できるのでスムーズ 買取に対応している業者もある |
| デメリット | 回収は対応していない業者や地域もある 費用が割高になる業者もある |
引っ越しに伴って古いエアコンを処分するのであれば、引っ越し業者にそのまま回収してもらえると一番便利です。業者によっては有料で不用品の回収も行っているため、一度確認してみましょう。
ただし、同じ業者でも地域や時期（繁忙期）によって対応不可のこともあるため、問合せや見積り時に必ず確認しましょう。
| エアコンの回収 | 家具などの不用品の回収 | 不用品の買取 | |
|---|---|---|---|
| サカイ引越センター | ○ | × | △（一部地域、一部商品のみ） |
| アート引越センター | ○ | × | × |
| ラッコス | ○ | ○ | ◯ |
指定引取場所へ持ち込む
| メリット | 費用を抑えられる |
| デメリット | 手続きに手間がかかる 自分で運搬する必要がある 指定引取所が自宅から遠方にしかない場合もある |
エアコンを処分する方法の一つに、指定引取場所へ持ち込む方法があります。取り外しには業者への依頼が必要ですが、自分で持ち込むので、その分運搬費用を安く抑えられる可能性があります。
持ち込む流れ
1.メーカー名からリサイクル料金を調べる
2.郵便局でリサイクル券に必要事項を記入する
3.郵便局の窓口またはATMからリサイクル料金を振り込む
4.最寄りの指定引取場所を調べ、事前に連絡する
5.家電リサイクル券の証明書／明細票を対象製品に貼る
6.対象製品を持ち込む
（参考：家電リサイクル券 料金郵便局振込方式）
主なメーカーのリサイクル料金（税込）：990円～2,000円（一部9,900円あり）
メーカーによりリサイクル料金は異なります。上記の金額に取り外し費用（5,000円〜8,000円程度）を上乗せして考えましょう。
指定引取所の営業時間内であれば持ち込めるので、近くにあれば、比較的利用しやすいでしょう。全国の指定引取所の検索は、家電製品協会のリンク先へどうぞ
（引用：RKC 一般財団法人家電製品協会 家電リサイクル券センター）
リサイクルショップに買い取ってもらう
| メリット | 売れればお小遣いになる |
| デメリット | 出張買取に対応している店舗でない場合、自分で取り外して持ち込む必要がある 売れるとは限らない 5年以上経過したものは売れる可能性が低い |
エアコンの処分方法の一つにリサイクルショップへの買取があります。ただし、再販可能なものでなければ、当然お店側に買い取ってもらえません。せっかく苦労して持ち込んだにもかかわらず、値段がつかずに持ち帰る羽目にならないよう、リサイクルショップへ持ち込む前のポイントをいくつかご紹介しましょう。
処分するエアコンをお金に変える以上、使用状態がいいことが前提です。査定前にできる範囲の掃除をして、少しでも綺麗にしておきましょう。
また、家電は年式の浅さ、新しさが査定においてとても重要な要素になります。製造から時間が経つほど買取価格は大きく下がってしまいます。エアコンの製品寿命は10年が目安のため、5年以上経過していると買取が難しくなります。
そして、エアコンの取り外しを自分でせずにリサイクルショップに任せることも大切です。
自分で取り外しを行うと、ケガや事故のリスクだけでなく、製品に傷がついたり、故障したりして引き取りが不可となるケースもあるからです。事前にリサイクルショップに取り外し工事や出張買取が可能か、確認をしておきましょう。
処分したいエアコンが、下記のような国内産の人気メーカーであれば高値買取の可能性があります。
エアコンの購入需要が高まる、夏や冬のシーズン直前であれば、お店側も在庫の確保に動くため、通常よりも買い取ってもらえる可能性が高まります。エアコンのモデルチェンジは9月頃と言われており、新しいモデルが出ると買取価格は下がる傾向にあるため、その前の6月〜8月頃にリサイクルショップへ持ち込むとよいでしょう。
メルカリやヤフオク！で売る
| メリット | 売れればお小遣いになる 自分で値付けができる |
| デメリット | 出品、やり取り、梱包、出荷まで全て自分でやる必要がある クレームやトラブルのリスクがある 売れるとは限らない、売れるまでに時間がかかる |
メルカリやヤフオク！を使えば、自分の好きな金額で売却できる可能性があります。実際どちらのサイトでも、日立やPanasonicなどの人気メーカーは、過去に高額取引がされています。ただし、売れるにしても、出品をしてから購入されるまでに時間がかかることも考えておきましょう。
メルカリやヤフオク！を利用する場合のそれぞれのポイントをご紹介します。
| 梱包 | 配送 | 売却金額 | |
|---|---|---|---|
| メルカリ | 業者提携あり | 業者提携あり | 自分で設定 |
| ヤフオク！ | 自分 | 自分で手配 | 入札形式 |
メルカリは「梱包・発送たのメル便」サービスを利用すれば、梱包～配送のすべてを業者が行ってくれるため、出荷作業はラクです。大型家電や家具の出品にもよく利用されているサービスです。
（引用：梱包・発送たのメル便 – メルカリ スマホでかんたん フリマアプリ）
ヤフオク！は基本的にすべて自分で行います。手間はかかりますが入札形式の売却なので、設定した価格以上の落札が期待できます。
なお、冒頭でも記載した通り、エアコンの取り外しは素人が行うことは危険なので、取り外しは専門の業者へ依頼をしましょう。
不用品回収業者に引き取ってもらう
| メリット | 無料で見積りしてもらえる 都合のよい日時に取り外し＆回収に来てくれる 最短即日で対応してくれる 他の不用品もまとめて引き取ってくれる |
| デメリット | 費用がかかる 悪徳者も存在する |
引っ越しや買い替え以外のタイミングでエアコンをお手軽に処分したいなら、不用品回収業者への依頼もおすすめです。「今日中に処分したい」「土日祝日に回収に来て欲しい」などの要望にも対応してくれるため、急いでいる方や忙しい方には特におすすめです。依頼したあとは、作業を見守るだけであっという間に終わってしまうため、手間なくスピーディーです。
また、エアコン以外の他の不用品も幅広く回収・処分してくれるのも、専門業者だからこそのメリットです。
悪徳回収業者にご注意下さい！
不用品回収業者の中には悪徳業者もおり、消費者センターへ毎年相談が寄せられています。無料や格安をうたっておきながら、回収後に高額な請求をするケースや、見積りには無かった「処分費」などの名目で、作業前後に追加請求をしてくるケースなどがあります。
また、回収された不用品が不法投棄されてしまった場合、元の持ち主まで処罰の対象になってしまうこともあるため、注意が必要です。こうした悪徳業者によるトラブルに巻き込まれないためにも、業者の選び方のポイントをご紹介します。
不用品回収業者に依頼する場合は、こうした点に注意して業者を選ぶようにしましょう。
引越しに伴うエアコンの処分ならラッコスへ
エアコンの処分には様々な方法がありますが・・・
引っ越しに伴うエアコンの処分ならラッコスにお任せ！
エアコンをはじめ、引っ越し時に発生する様々な不用品を一括で回収・処分。自治体回収では対応していない家電リサイクル製品やパソコン等もお任せください。
さらに、日立、ダイキン、パナソニックなど状態の良い人気機種は高価買取。長年の経験と再販ルートをもとに、100以上の品目の買取を実施しています。
引っ越しの際の荷物の梱包から、粗大ゴミ・不用品の回収と買取、引越しまで一括対応。素早くスムーズな作業で、お客様のご負担を軽減します。処分にお困りの際は、ぜひラッコスへお気軽にご相談ください。
