布団の処分で、こんなお悩みはありませんか?
- 布団は粗大ゴミなのか燃えるごみなのか、捨て方が分からない
- 来客用の布団を処分したいけれど、まだ使えるのでもったいない
- 腰痛があるので、布団を買い替えたい
- 引っ越しの日までに、急いで布団類をすべて処分したい
- 布団以外にも粗大ごみや不用品がたくさんある
- 高級布団なのでできれば買取に出したい
引っ越し&不用品回収のプロがお答えします!
滅多に捨てる機会のない布団。そんな布団だからこそ、処分に困る方は少なくありません。ゴミの処分方法は市区町村によっても異なるため、余計に分かりにくくなっています。
さらに、押し入れにしまい込んでいた布団セットを全部捨てるような場合は、かなりの量になるため、掛け布団1枚を捨てる時とは処分方法が変わってくることもあります。
そこで今回は、引っ越し&不用品回収業界で20年以上の経験を持つ筆者が、様々な状況に合わせて、布団を手軽に処分できる方法をご紹介します。「捨てるのはもったいない」と処分に迷っている方にも、処分の目安やリユースのポイントをお伝えしますので参考にしてください。
布団のプロに聞いた布団の寿命とは?
布団を捨てるタイミングがわからず、「まだ使えるからもったいない…」と捨てられずにいる方もいるでしょう。実際、布団はきちんと保管やクリーニング、打ち直し(お直し)をすれば、寿命を伸ばすことができます。中身の木綿自体は80年〜100年、羽毛は80年〜120年が寿命だと言われているほどです。
そんな布団ですが、寿命の目安は、使用状況や素材によって異なります。綿やポリエステル、羊毛を詰めた布団の場合、敷布団で3年、掛け布団だと5年程度が一般的な目安です(打ち直しをしない場合)。羽毛布団は長く、5〜10年が平均的な寿命です。
また、寿命の目安にかかわらず、見た目や使用感でも捨てるタイミングを判断できます。以下のような状況になっている布団は、処分する時期に来ていると言えます。
・羽毛が飛び出している
・ボリュームが減って、寝ると痛い
・見た目の使用感に古さが出ている
・カビなどの臭いがとれない
・布団で寝るとくしゃみや鼻水が出る(ダニやほこりのアレルギー反応)
ただ、高級布団などの場合は、布団の打ち直し(1万円前後)をすることで、新品のようなふかふかで綺麗な状態に戻すことができるため、お金をかけてでも良いものを長く使うという選択肢もあります。
布団の捨て方は8つ!
使わなくなった布団を捨てる方法は、8つあります。
以上8つの捨て方について、それぞれ詳しく見ていきましょう。
自治体に粗大ごみ/普通ごみとして回収してもらう
お住まいの市区町村によって、布団の回収区分は異なります。例えば名古屋市では、サイズを問わず布団は「粗大ごみ」扱いになります。羽毛布団については、リサイクルステーションで買取・リサイクルを行っています。
一方、横浜市では、折り畳んだ時に長い辺が50cm未満になる布団の場合は「燃やすごみ」となり、それ以上のものは「粗大ごみ」となります。
(参照:名古屋市「家庭ごみ分別早見表」、名古屋市「羽毛布団のリサイクルにご協力下さい」、横浜市「粗大ごみのよくある質問」)
名古屋市で粗大ごみとして捨てる場合、布団の回収費用は250円です。安く処分してもらえるので、指定日に捨てられる方は粗大ごみとして回収してもらうのがおすすめです。掛け布団や敷布団だけを処分するならば、セットでも500円で捨てられます。ただし、ベッドなどで使用しているマットレスの回収費用は、1,000円と高くなっています。
布団を粗大ごみに出すときは、以下の流れで行います。
- 粗大ごみ受付センターへ申込む(収集日の7日前まで)
- 粗大ごみ手数料納付券をコンビニやスーパーなどで事前購入する
- 氏名または受付番号を納付券に記入して見やすい場所に貼る
- 収集日に指定の場所に出す
収集日は月1回のみで、お住まいの地域によって異なります。そのため、引っ越しなどで急いでいる場合には間に合わないかもしれません。
布団は何でできている?
布団は、主に「羽毛」「羊毛」「合繊」の3種類でできています。羽毛は、主に掛け布団の中綿に使われています。羽毛はふんわりとした触り心地で、汗を吸収・発散しムレにくいのが特徴です。
羊毛は、掛け布団と敷き布団どちらの中綿にも使われます。独特のちぢれが弾力を生み出し、湿気を与えると温かくなる性質があります。
合繊は、石油などを原料とした人工的に合成される繊維のことです。お手頃な値段で手に入りやすく、軽くて扱いやすいのが特徴です。繊維が強いので、綿埃が出にくく清潔に使えます。敷き布団には、マットレスに使われているウレタンが使用されるケースもあります。
ゴミ処理施設に直接持ち込んで回収してもらう
急いでいる場合や他にも不用品がある場合は、粗大ごみ収集を利用せず、自分でゴミ処理施設に持ち込む方法もあります。ごみが発生した区の環境事業所に持ち込んで、受付を行います。受付を行わずに、直接ゴミ処理施設に行っても処分してもらえません。
ゴミ処理施設への持ち込み時間は、月〜金曜日の午前8時45分〜午後3時40分の間です。名古屋市では、「大江破砕工場」に持ち込みます。平日の時間内であれば、収集日に関係なく処分してもらえます。
直接持ち込むと、ごみ処理手数料が10kgごとに200円で済みます。掛け布団・敷布団など処分したい布団が複数ある場合は、自治体に回収してもらうよりも安くなります。ただし、自分で運搬しなければならないので、その手間や労力、ガソリン代なども踏まえた上で検討しましょう。
引っ越し業者に回収してもらう
引越しのタイミングで布団を処分するならば、「不用品引き取りサービス」を行っている引っ越し業者に回収してもらう方法もおすすめです。
引っ越し時は、荷物をまとめるだけでも大変な作業です。いるものといらないものを仕分けするだけでもかなりの時間を要するのに、自治体のルールに沿って細かく不用品を分別・処分するのはかなり骨の折れる作業です。
その点、引越し業者に処分までお願いすれば、自分で分別処分する必要がないので、手間がかからずお手軽です。ただし、すべての引っ越し業者が引き取りを行っているわけではありません。
また、布団の量や種類によっても引き取り料金が異なります。引越し内容によっても異なるため、正確な料金は見積もり時の確認となります。
なお、引っ越し業者の中にはラッコスのように、幅広い不用品の回収から買取まで一手に行っている業者もあります。こうした業者であれば、買取れるものは買い取ってくれ、買取不可のものは回収処分してくれるため、手間も時間もお金も節約できて便利です。
寄付・リサイクルする
使用できる状態の布団であれば、寄付やリサイクルする方法もあります。発展途上国やその施設では、使用済みの布団でも必要としているところがたくさんあります。捨てるにはもったいないと感じる布団ならば、寄付やリサイクルで貢献するのも一つの方法です。
NGOや動物愛護団体など、物資を募集している地域や団体に寄付してみましょう。「布団 寄付」などで検索をすると、寄付を求めている団体が見つけられます。ただし、寄付やリサイクルには注意点もあります。
メリット | 社会貢献になる ゴミにならず環境に優しい |
デメリット | 送料は自己負担の場合が多い 寄付団体の中には悪質なところもある |
寄付先がどのような団体なのか、しっかり調べたうえで利用しましょう。
買い替えなら購入店舗に引き取ってもらう
布団を買い替えるタイミングならば、購入店舗に引き取ってもらえる場合もあります。布団の販売店の中でも有名な「布団の西川」では、オンラインストアで55,000円(税込)以上購入した場合、不要になったふとんを無料で引き取ってもらえます。常時、布団の引き取りを無料で行っている販売店は、布団の西川だけです。
楽天などのECサイトでは、有料の引き取りサービスを依頼できます。お金をかけても問題ない方は、楽天市場で「布団 引き取り」と調べてください。
また、ニトリでは試験的に布団の引き取りを行っている時があるので、タイミングがよければ引き取ってもらえるかもしれません。
リサイクルショップに買い取ってもらう
綺麗な状態の布団であれば、リサイクルショップに買い取ってもらえるかもしれません。処分費用をかけずに、お金をもらって処分できるのでお得な方法です。状態が綺麗な布団があるならば、リサイクルショップも検討してください。
ただし、買い取ってもらえる布団は、有名ブランドや高価なものに限られる場合がほとんどです。安い布団はすぐにヘタってしまうのと、誰かが使った中古の布団よりも、新品で綺麗な安い布団を買った方が良いと思う人が多いからです。
このように肌に直接触れるものなので、衛生面からそもそも買取をしているお店自体が多くありません。名前の知れないものや、使用感が出すぎているものは売れない可能性が高いので諦めましょう。
まずは、メールや写真査定など、ネット上で査定してくれるリサイクルショップで査定をしてもらうと手間がかかりません。
メルカリやヤフオク!で売る
綺麗な状態のものであれば、メルカリやヤフオクでも売れる可能性があります。リサイクルショップとは異なり、自分で値段を決められるので、高値で売れるかもしれません。特に有名ブランドの物や、布団の質が高いものであれば、売れる可能性があります。
ただし、出品から配送までのすべてを自分で行う必要があります。送る時は、布団圧縮袋に入れて送ると、配送料を安くすませることができます。
事前にメルカリやヤフオクでの出品を経験しておくと、いざという時に焦りません。出品経験がある方ならば、売りやすいでしょう。
不用品回収業者に引き取ってもらう
不要な布団をまとめて処分するなら、不用品回収業者にお願いするのがお手軽です。不用品回収業者なら、自分で運び出す必要がありませんし、布団以外の不用品もまとめて回収・処分してもらえます。
最短即日で対応してもらえるため、思い立った時に電話をすれば、あっという間にお部屋の中をすっきり片付けられるでしょう。
ただし、不用品回収業者は回収料金が業者によって異なります。見積もりをしっかり確認しなければ、思わぬ金額になるかもしれません。また、中には悪質な業者が紛れている可能性もあります。不用品回収業にお願いするときは、実績や会社情報などを確認し、信用できる会社かどうか確認しましょう。
悪徳回収業者にご注意下さい!
不用品回収業者に任せれば、家の中の不用品をお手軽、簡単に処分してもらえます。しかし、悪徳回収業者に引っかかってしまうと、以下のようなトラブルにあうかもしれません。
● 荷物を積み終えてから、運搬/処分にはお金がかかると高額請求してくる
● 無料、格安をうたっておいて、後から様々な費用を請求してくる
● 回収した不用品を勝手に不法投棄する
悪徳業者が不法投棄を行うと、依頼者側も罰金や懲役を課される可能性があります。「知らなかった」ではすませられないので、業者選びはしっかりと行いましょう。
優良な業者を選ぶには、実績や不用品回収ができる許可(一般廃棄物収集運搬業許可)をもっているかを確認してください。
引越しに伴う布団の処分ならラッコスへ
布団の処分には様々な方法がありますが・・・
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