生活家電の処分で、こんなお悩みはありませんか?
- 実家に戻る/同棲するので生活家電をすべて処分したい
- 洗濯機などは粗大ゴミに出せないと言われた
- 冷蔵庫などの大型家電は運び出せない
- 家電によって決められた処分方法がバラバラで面倒くさい
- 売れるものは売って、売れないものは安く処分したい
- 退去日が近いので急いで処分したい、できれば引っ越し当日まで使いたい
引っ越し&不用品回収のプロがお答えします!
冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、炊飯器などの生活家電は、今や私たちの日常生活に欠かせない存在です。ですが、いざ処分するタイミングになると、環境保護やリサイクルの関係で普通に捨てることができず、なおかつ冷蔵庫や洗濯機などは大きくて重いため、運び出すのも難しいものです。
そこで今回は、引っ越し&不用品回収業界で20年以上の経験を持つ筆者が、生活家電を手間なくまとめて処分する方法をお伝えします。「買取可能なものは少しでも高く売って、買取不可のものは少しでも安く処分したい」そんな方にもおすすめの処分方法をご紹介しますので、参考にしてください。
そもそも生活家電とは?
家電にはさまざまな種類がありますが、大きく分けて「白物家電」と「黒物家電」の2種類に分けられます。
白物家電 | 冷蔵庫、洗濯機、エアコン、電子レンジ、炊飯器を中心に 乾燥機、食洗機、掃除機、ドライヤー、アイロン、トースター、空気清浄機、扇風機などの家事家電、調理家電、理美容家電、季節家電 |
黒物家電 | テレビ、レコーダー、カメラ、ゲーム機など |
そして上記の白物家電が、生活家電に該当するものです。洗濯機や炊飯器など、家事の負担を減らす役割のあるものが白物家電に分類されます。「新生活応援セット」「一人暮らし家電セット」などと銘打って、家電量販店でよく販売されています。
一方、黒物家電は、趣味や娯楽に使われるものが中心です。いわゆる娯楽家電と呼ばれるもので、テレビやDVDなどの映像機器とスピーカーや音楽プレイヤーなどの音響機器が中心です。
生活家電は普通に捨てられない!?
生活家電には、再利用可能な金属やプラスチック、レアメタルのような希少金属が使われています。また、適正に処理をしないと環境破壊に繋がるフロンガスや鉛が使われていたり、リチウムイオン電池/バッテリーのように火災の危険性が高いものも使われています。
こうした事情から、生活家電はリサイクルが義務付けられており、他のゴミのように普通に捨てることができません。白物家電品目ごとにリサイクル料金を支払い、自治体などによって決められた方法で処分する必要があるのです。
対象品目 | リサイクルされる素材 | |
---|---|---|
大型家電リサイクル法 | エアコン、テレビ(ブラウン管、液晶、プラズマ)、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機 | 鉄、アルミ、銅、貴金属、レアメタル、プラスチック |
小型家電リサイクル法 | 炊飯器、電子レンジ、掃除機、電源アダプタ、パソコン、携帯電話 など | 鉄、アルミ、銅、貴金属、レアメタル、プラスチック |
生活家電の捨て方は8つ!
生活家電は、家電リサイクル法に基づいて捨てなければならず、分類するだけでも大変です。物によって処分方法が異なるため、「一気に捨てたいのになかなか捨てられない!」といったお悩みを抱えている方も多いでしょう。
そこでこの記事では、生活家電の8つの捨て方をご紹介しながら、それぞれの処分方法のメリット・デメリットについて、プロ目線で解説していきます。
生活家電のうち、洗濯機や冷蔵庫などの大型家電についてはこちらもご覧ください。
買い替えなら購入店舗に引き取ってもらう
生活家電の中でも、家電リサイクル法に該当する生活家電は、購入店舗で引き取ってもらえます。家電リサイクル法では、該当家電の販売者は引き取りを依頼されれば、必ず引き取らなければならないと決まっているからです。
引き取りには、基本的に「白物家電リサイクル料金+運搬料金」がかかります。家電の種類やメーカー、お店によって費用は異なるので、購入を検討している店舗に事前に確認をすると安心です。
例えばエディオンの場合、下記の該当項目によってかかる費用が変動します。
・店頭への持ち込みか、指定場所への引き取りか
・商品の買い替えか、引き取りのみか
・購入商品の配送時に引き取りを行うか
・配送場所と引取場所は同じか
・引き取る製品が購入する商品と同じか
・引き取る製品は過去に当社で販売したものか
また、下記を始め、基本的にはどの家電量販店、家電販売店でも引き取ってくれます。
引っ越し業者に回収してもらう
引越しのタイミングで生活家電を処分するならば、引越し業者にお願いすると手間なく便利です。ただし、不用品回収まで対応している引越し業者は一部で、回収費用をホームページに載せていないところも多いです。引越し業者にお願いする際は、白物家電見積もりで料金を確認する必要があります。
実は、家庭ごみの処分を行うには許認可が必要なため、多くの引越し業者は不用品回収を専門業者に委託しており、料金は割高になりがちです。ですが、中にはラッコスのように、不用品の回収や買取まで一社で(グループ内で)対応している引っ越し業者もあります。こうした業者であれば、時間もお金も節約できるため、一番お得です。
引っ越しをするときは、片付けや手続きなど、やらないといけないことが大量にあるため、生活家電を一つ一つ分類して正しい方法で処分するのはとても大変です。ですから、仕事で忙しい方や処分するものが多い方は、引越し業者にまとめて処分してもらうのがおすすめです。
不燃ゴミや回収ボックスに出す
小型の生活家電であれば、自治体によっては不燃ゴミや小型家電専用の回収ボックスで収集しています。それぞれの自治体によってルールは異なるため、必ずお住まいの市区町村のホームページなどで確認するようにしましょう。
名古屋市の処分ルールの一例
廃棄品目 | 分別区分 | 備考 |
---|---|---|
扇風機 | 粗大ごみ | ・30cm角以下は不燃ごみ |
掃除機(充電式) | 充電式家電 | ・縦15×横40×奥行25cm以下は小型家電回収ボックス ・上記以外は環境事業所へ持ち込み ・持ち込めない場合は充電式電池を外して粗大ごみへ |
掃除機(充電式でないもの) | 粗大ごみ | ・縦15×横40×奥行25cm以下は小型家電回収ボックス |
炊飯器 | 粗大ごみ | ・縦15×横40×奥行25cm以下は小型家電回収ボックス ・30cm角以下は不燃ごみ |
費用を節約するために、何でも自分で小さく分解して、普通ゴミに出そうとする方が稀にいますが、特に家電製品に関しては正しい方法で処分する必要があります。無知や油断から感電して、大怪我や死亡事故に至るケースも少なからずあるからです。また、製品によっては、環境破壊や火災の原因にもなるからです。
自治体に粗大ごみとして回収してもらう
中型や大型の生活家電の一部は、自治体で粗大ごみとして回収してもらえます。民間業者に回収してもらうよりも手間と時間はかかりますが、費用を抑えられる処分方法です。
例えば名古屋市の場合、地域ごとに月に1回、粗大ごみ収集日が決められています。その7日前までにネットや電話で申込を行い、決められた手数料を支払い、収集日の朝に自分で指定場所まで運び出す必要があります。
粗大ごみ手数料は家電の種類や大きさによって異なります。
電子レンジ | 1,000円 |
掃除機、扇風機、炊飯器 | 250円 |
食器乾燥機 | 500円 |
詳しい手順については名古屋市のホームページをご覧ください。
なお、冷蔵庫や洗濯機など、家電リサイクル法の対象となる大型家電4品目は、粗大ごみ収集をしていない自治体が多いです。
パソコンは小型家電回収ボックスに入る大きさ(縦15cm、横40cm、奥行25cm以下)ならば、回収ボックスに入れて処分できます。ただし、パソコンの場合はデータを完全に自分で削除してから捨てる必要があります。削除の仕方によっては復元される可能性もあるため、個人情報や企業機密の漏洩が心配な方は専門の業者に任せるのがよいでしょう。
ゴミ処理施設に直接持ち込んで回収してもらう
生活家電を直接ゴミ処理施設に持ち込んで、処分してもらう方法もあります。対象品目は、粗大ごみとして回収してもらえる品目と同じです。
自分で持ち込む場合は、処理手数料は10kgごとに200円です。小型の生活家電をまとめて処分したい方は、自治体に回収してもらうよりも安くすむでしょう。自分で持ち込む分安いメリットがありますが、大型のものを運びたい方や、車での運搬が困難な方には向いていません。
名古屋市で持ち込みができるゴミ処理施設は、大江破砕工場です。午前8時45分から午後3時40分の間に、処理施設への持ち込みが必要です。
なお、持ち込みを行う場合は、事前にごみが発生した区の環境事業所で受付手続きを行わなければなりません。受付をせずに直接処理施設に持ち込んでも、引き取ってもらえないので注意してください。
リサイクルショップに買い取ってもらう
生活家電をお得に処分するならば、リサイクルショップに買い取ってもらうのも一つの方法です。
上記に該当するものは、比較的値段がつきやすいです。リサイクルショップに買取をお願いする場合は、査定前に綺麗な状態にしておくと売れやすいです。一方で、物によっては値段がつかず、引き取ってもらえないものもあります。
また、リサイクルショップはお店ごとに得意なジャンルが異なるため、そもそも家電の買取をしていないお店もあります。洗濯機や冷蔵庫などの大型家電は場所を取るため、なおさら扱っていないお店が多くなります。
なお、最近ではわざわざリサイクルショップに持っていかずとも、出張買取や宅配買取を行っている店舗もあります。査定もネットで事前に行える場合があるので、こうしたお店を利用すると、余計な手間がかからず便利です。
メルカリやヤフオク!で売る
メルカリやヤフオクならば、自分で値段設定できるので、物によっては高く買い取ってもらえる可能性があります。ただし、リサイクルショップと同様に、状態が良いものでなければ買ってもらえません。
また、出品してから売れるまでに時間がかかるため、すぐに処分したい方には不向きです。複数の生活家電を処分したい方は、一つずつ出品するのが手間に感じられるかもしれません。
特に初めて使う方は、トラブルに注意してください。家電を取り扱うため、梱包には十分配慮しなければなりません。配送中に壊れることのないように、プチプチでしっかり巻いたり、緩衝材を入れたりといった手間がかかるでしょう。
出品に慣れている方や、人気メーカーで状態が綺麗な生活家電がある方は、お小遣いになるので、挑戦しがいがあります。
不用品回収業者に引き取ってもらう
生活家電を一度にまとめて引き取ってもらうならば、不用品回収業者がおすすめです。本来処分方法が異なる様々な生活家電を、すべて同時に引き取ってくれます。品目によって分ける必要も、引き取ってもらえない品目が残る心配もありません。
自分たちでは運ぶのが難しい冷蔵庫や洗濯機などの大型家電も、お部屋の中からプロが手際よく回収してくれます。事前にリサイクル券を購入する必要もないので、手間なく便利です。
時間も手間もかからず、最短即日で回収してくれるため、生活家電を一気に捨てたい方や、大物家電のある方、急いでいる方などは、不用品回収業者の利用をおすすめします。
悪徳回収業者にご注意下さい!
そんな便利な不用品回収サービスですが、業者の中には、悪徳回収業者が紛れている可能性があります。
・無料/格安のはずが、積み込んだ後から処分費などの名目で高額請求された
・勝手に不法投棄されて、元所有者の自分まで連絡が来てしまった
(※依頼者側も処罰の対処になります)
など、一部の悪徳業者とのトラブルが問題になっています。
そのため、不用品回収業者を選ぶ時は、以下のポイントを確認しましょう。
不用品回収業者に依頼するときは、必ず上記の内容を確認しましょう。怪しいと感じたら、調べるくせをつけるだけでもトラブルを回避できます。
引っ越しに伴う生活家電の処分なら、ラッコスにお任せ!
生活家電の処分には様々な方法がありますが・・・
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掃除機や空気清浄機、食洗機など、引っ越しの際に出る沢山の不用品をまとめて回収・処分。粗大ごみや家電リサイクル製品を始め、お家のものであればほぼ何でも回収可能です。
さらに、長年の経験と独自の再販ルートで、15ジャンル100以上の品目の買取を実施中。冷蔵庫や洗濯機などの大型家電も強く、地域屈指の高価買取です。
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