大型家電の処分で、こんなお悩みはありませんか?
- 粗大ごみでは出せないと言われた
- お店に持ち込むにしても、大きくて重いから運べない
- 退去日まで時間がないので、何とか早く処分したい
- 引っ越しで家電の他にも沢山不用品があって処分が大変
- 家電類を少しでも安く処分したい、できれば無料で
- まだきれいで使えるので売るか譲るかしたい
引っ越し&不用品回収のプロがお答えします!
「大型家電の処分はどうすればいいの?」「捨てるのに必ず費用はかかるの?」大型家電は簡単に捨てられずに、処分方法に悩まれる方が増えています。大きな物は少しでも早く処分したいですよね。
本記事では、引っ越し&不用品回収業界で20年以上の経験を持つ筆者が、大型家電の捨て方について解説します。捨て方に悩んでいる方、お金がかかるか心配な方に、手軽で費用がかからない方法も紹介しています。ご自身に合った納得できる方法で不用品を処分しましょう。
大型家電ってどうやって処分するの?
大型家電は簡単に捨てられるものではないため、処分方法に困りがちです。特に大型家電のなかでも、2001年に定められた家電リサイクル法の対象となる4品目の家電は、粗大ゴミとして処分できません。
上記の対象品目に該当する大型家電は、部品や材料を資源として再利用するため、家電リサイクル法に則って処分をしなければなりません。
こうした対象家電の引き取りは、年間1,000万台〜2,800万台にも上り、エアコンや洗濯機は90%以上、テレビは86%、冷蔵庫は79%の再商品化率を記録しているため、地球環境にとってとても良い、有効性の高い取り組みだと言えます。
(出典:平成29年度版 家電リサイクル年次報告書より)
処分を検討している大型家電が家電リサイクル法に該当するかどうかは、こちらでご確認下さい。該当する場合は、収集運搬費用の他に、製品/メーカーごとに決められた「リサイクル料金」を支払う必要があります。
対象 | 対象外 | 料金の目安 | |
---|---|---|---|
エアコン | 壁掛け形、床置き形、ウインドゥ形エアコンなど(室内機、室外機) | 天井埋め込み形、天吊り形、パッケージエアコンなどの業務用機器 | 990円 |
テレビ | ブラウン管式テレビ、液晶・プラズマ式テレビ、DVD等内蔵型など | 有機ELテレビ、車載用・携帯液晶式テレビ、ディスプレイ・モニター※ | ~15型 1,870円/16型~ 2,970円 |
冷蔵庫・冷凍庫 | 冷蔵庫、冷凍庫、ワインセラー、保冷庫など | 業務用保冷庫、製氷機、冷水機、おしぼりクーラーなど | ~170L 3,740円/171L~ 4,730円 |
洗濯機・衣類乾燥機 | 全自動・2槽式洗濯機、洗濯乾燥機、衣類乾燥機(ガス・電気)など | 布団乾燥機、脱水機、衣類乾燥機能付き扇風機・除湿機など | 2,530円 |
※パソコンモニターは、パソコンリサイクルの対象製品です。
昔は大型家電を粗大ごみとして捨てていた時代もありましたが、現在は勝手に捨てると不法投棄とみなされます。不法投棄には懲役や罰金などの罰則もあるので、正しい方法で処分するようにしましょう。
大型家電は何でできている?
「処分費用を抑えるために、家電を分解して不燃ごみとして捨てられないか?」といった質問をネット上でまれに見かけます。家電リサイクル法の対象製品の場合、こうした行為は違法になるばかりか、分解時に感電事故などのリスクがあったり、フロンガスや鉛を始め、人体や環境に悪影響を及ぼすリスクがあったりします。ですから、必ず適正な方法で処分するようにしましょう。
家電の種類によって使用されている材料は異なりますが、どの材料も資源として再利用できるものです。近年は、ペットボトルのような小さなものまでリサイクルを推奨しているため、大型家電にリサイクル法の法律ができるのも頷けます。
だだし、大型家電を資源として再利用するためには、さまざまな技術が必要です。
・材料を種類ごとに分別する技術
・使用されている材料の種類を特定する技術
・分別された材料を新製品の材料として再生する技術
・冷媒や断熱材のフロン類を回収する技術
リサイクルするためには、正しい技術で分解する必要があります。そのため、大型家電を勝手に分解して破棄するのは違法とされています。処分するときには、家電リサイクル法で決められた方法に従うようにしてください。
大型家電の捨て方は8つ!
大型家電の処分方法は主に下記の8つです。
買い替えか処分のみか、引っ越しなどで急いで処分する必要があるか、中古品として売れそうなものか、などの条件によって処分方法は分かれます。製造から5年以内で、状態の良い人気機種であれば、お小遣いを得ながら不用品を処分できる可能性もあります。
ここからは、それぞれの処分方法について、注意点やポイントなどを解説していきます。
買い替えなら購入店舗に引き取ってもらう
大型家電を買い替えるタイミングで処分するならば、購入店舗に引き取ってもらう方法がベストです。同種の家電製品の買い換えの場合、小売店には引き取り義務があるからです。
買い替えと同時に引き取ってもらえば、古い家電のあった場所に新しいものを設置してもらうだけ。運ぶのが大変な大型家電の処分が、二度手間にならず楽です。
ヤマダ電機やビックカメラでは、ネット購入でも引き取りを依頼できます。店舗に行くのが面倒な方や、ネットで済ませたい方に向いているといえるでしょう。
ただし、どこの家電量販店もリサイクル料金と収集運搬料金が必要になります。収集運搬料金については店舗によって異なります。一方、リサイクル料金は、基本的にメーカーや大きさで決まります。また、冷蔵庫・冷凍庫は対象外品目があるので必ず事前に確認してください。
回収してもらえる条件は家電量販店によって異なります。詳細は各販売店に問い合わせるようにしてください。
引っ越し業者に回収してもらう
引っ越し時に処分を検討しているならば、引越し業者に任せるのも1つの手段です。不用品回収の引き取りを行っている引越し業者ならば、引越し時に回収してくれます。なかには買い取りを行っている業者もあります。
回収費用は「リサイクル料金+引越し業者が定める運搬料金」が基本です。ただし見積もりを取るまでは、正確な料金はわかりません。
また、多くの引越し業者は不用品回収業者に委託をするため、仲介料金などが上乗せされていることもあります。その点、ラッコスのように、自社で引っ越しから不用品の回収・買取まで完結できる業者であれば、こうした心配もなく、手間なくお得に処分が可能です。
過去にそれを購入した店舗に引き取ってもらう
家電リサイクル法の対象製品の場合、小売店側には、過去に販売した対象機器の引き取り義務があります。これは、大手の家電量販店だけではなく、街の電気屋さんなども対象となります。
そのため、もし購入した店舗が分かる場合は、そのお店に引き取り依頼をすることができます。レシートや保証書などの記録が残っていないか、確認してみましょう。小売店に引き取ってもらう場合、家電リサイクル料金と収集運搬料金がかかりますが、もし自分で持ち込む場合は、運搬料金はかかりません。
なお、購入店舗が不明な場合や遠方の場合、廃業などで潰れてしまった場合などは、別の方法で処分する必要があります。
自治体に回収してもらう
大型家電のような粗大ごみを処分する場合、まず思い浮かぶのは、自治体に回収してもらう方法です。しかし、家電リサイクル法対象機器に関しては、回収可能な自治体と不可能な自治体があります。
例えば、名古屋市では4品目の収集は行っていません。その代わり、対象機器の引き取り窓口に持っていくと、回収してもらえます。
このように大型家電の回収をお願いしようと考えている方は、事前に自治体のホームページで確認するようにしてください。
指定引取場所に直接持ち込んで処分してもらう
大型家電を指定引取場所に直接持ち込んで、回収してもらう方法もあります。この場合は、郵便局でリサイクル料金を支払い、自分で指定の場所まで不用品を運搬します。
- 回収してもらう家電情報の確認(製造メーカー・テレビの場合は画面サイズ・冷蔵庫・冷凍庫の場合は内容積)
- 郵便局窓口で家電リサイクル券を入手し、所定事項を記入
- リサイクル券に付いている振替払込書でATMまたは窓口で支払う
- 支払い済みのリサイクル券を持って、指定引取場所へ自分で持ち込む
- 引取完了後に「排出者控え」を受け取る
リサイクル料金は、備え付けの料金表から確認できます。
事前に知りたい方は、「一般財団法人家電製品協会 家電リサイクル券センター」からもご覧ください。品目とメーカー別にリサイクル料金が記載されています。
また、名古屋市の場合、指定取引場所は次の通りです。
朝日金属(株) | 名古屋市北区六が池町555番地 | 052-901-2111 |
東海西濃運輸(株)名古屋営業所 | 名古屋市中川区上高畑一丁目178番地 | 052-353-2261 |
参照元:『名古屋市 家電リサイクル法対象機器の処理方法』
自分で指定の場所まで持っていくのが難しい場合は、運搬を依頼できます。その場合は、一般廃棄物事業協同組合が行っている業者に依頼するのが安心です。ただし、別途運搬料金が必要になる点には注意してください。
リサイクルショップに買い取ってもらう
リサイクルショップに買い取ってもらえれば、お金を得て処分できます。さらに買い取りであれば、リサイクル費用もかかりません。
ただし、新しい機種や人気機種などでない限り、値段がつかないケースが多いのも事実です。買取の対応機種も製造から4~5年以内のものと、比較的新しいものに限られます。これは日常的に使う大型家電(洗濯機や冷蔵庫など)は、多くの方が衛生面を気にして新品を購入する傾向が高いためです。
古い機種や人気のない機種の場合は、苦労して店舗まで運んでも、無駄足となってしまう可能性もあります。不安な方は出張買取などで事前に査定してもらうのもよいでしょう。
出張買取であれば、事前に写真を送るだけで無料査定できます。処分したい大型家電に値段がつくかどうか、予め査定をお願いできるのがメリットです。家電以外も取り扱っている店ならば、まとめ査定などで高く買い取ってくれるかもしれません。
メルカリやヤフオク!で売る
大型家電をメルカリやヤフオク!で売る方法もあります。自分で値段を設定できるので、相場よりも高く売れるかもしれません。ただし、自分で発送の手配をしなければならない点には気をつけてください。大型家電となると、配送料もかなり高額です。
また、ほかの方法と比べると、売れるまでに時間がかかるので、待ち時間が生じます。そもそも売れるかどうかの保証もありません。業者相手ではなく、個人間のやりとりになるため、トラブルなどにも注意が必要です。
販売する場合は、傷などの状態を正確に記入し、わかりやすく写真に写しましょう。丁寧なやりとりを心がけると、トラブルを回避しやすいです。
不用品回収業者に引き取ってもらう
大型家電の処分方法をいくつか紹介しました。「どの方法も面倒…」と感じる方には不用品回収業者に依頼する方法もあります。不用品回収業者には、さまざまなメリットがあります。
・事前にリサイクル券を入手する必要がない
・面倒な手続きがいらない
・都合の良い時に家まで来てくれる
・買い替え時でなくても引き取ってもらえる
・自分で運び出したり、持ち込んだりする必要がない
・売れないものも回収してくれる
不用品回収業者なら、依頼すればすぐに自宅まで来てくれます。即日対応してくれたり、時間指定を受け付けていたりするところもあるので、忙しい方も依頼しやすいです。24時間受付の業者が多いので、仕事帰りや寝る前など、思い立った時に頼めるのもメリットといえるでしょう。
悪徳回収業者にご注意下さい!
不用品回収業者のなかには、無許可の業者や悪徳業者が紛れています。チラシやホームページで「無料」や「どこよりも安い!」と過剰なフレーズが入っているところは要注意です。
悪徳回収業者に依頼してしまうと、回収した大型家電が正しく処分されない可能性もあります。経済産業省はいくつかのトラブル例を挙げています。
● 不法投棄による罰則
● 不適正処理による環境破壊
● 不適正な管理による火災
● 高額請求トラブル
依頼したものが不法投棄された場合、依頼人も罪に問われる可能性もあります。この場合、5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金が課せられます。
このようなトラブルに巻き込まれないためにも、不用品回収業者に依頼するときは必ず信頼できる業者に依頼してください。
・実績の確認
・事前見積りの確認
依頼する前にこれらの下調べをしておくと、悪徳業者を見極められるようになるでしょう。
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