金庫の処分で、こんなお悩みはありませんか?
- 耐火金庫は自治体の粗大ゴミでは捨てられないと言われた
- 事業用金庫の処分方法や費用の相場が分からない
- 大型の金庫なので、重くて運べない
- 金庫以外にも処分したいものが沢山ある
- 引っ越し日が迫っているので早く金庫を処分したい
- まだ新しい金庫なので出来れば売りたい
引っ越し&不用品回収のプロがお答えします!
「使っていない金庫が置きっぱなしになっている」「処分したいがどうすればいいか分からない」など、金庫の処分についてお困りではありませんか?
粗大ゴミや不燃ゴミに出せない金庫は、処分方法が分からないと困惑する方が少なくありません。この記事では、引っ越し&不用品回収業界で20年以上の経験を持つ筆者が、金庫の処分方法や手軽に処分する方法をご紹介します。
それぞれのメリット・デメリットがわかるので、ぜひ最後までご覧ください。
金庫ってどうやって処分するの?
頑丈であるほど頼もしい金庫ですが、いざ処分するとなるとその頑丈さが仇になってしまいます。大型の金庫になると100kgを超えるものや、業務用になるとさらに1トンを超えるものもあり、搬出に特殊な器具やリフトなどが必要なケースもあります。
金庫を処分する際は、次のような点に注意する必要があります。
金庫を処分する際の注意点
・耐火金庫は粗大ゴミ、一般ゴミとして処分できない
・耐火金庫の寿命は20年、寿命を過ぎているものは買い取ってくれるところがない
・鍵が開かず、中に何が入っているか分からない場合は、まず鍵の修理を依頼する
耐火金庫は処理困難品に該当するため、自治体の粗大ごみ収集の対象にはなりません。事業用に使っていた金庫も産業廃棄物になるため、一般ゴミとして処分することができません。
金庫の製造年を確認したい場合、通常金庫の右下に製造番号や型番の記載されたシールが貼付けられているため、それをもとにメーカーのホームページやカスタマーサポートで確認することができます。また、型番が分かれば金庫の大きさや重さも判明するため、様々な方法で処分する際に役立ちます。
金庫が開かなくなってしまった場合
「金庫に現金や貴金属、重要書類を入れておいたのに、開けられなくなってしまった…」「親(ご先祖様)が亡くなり、金庫の鍵や暗証番号も分からないので、金庫に何が入っているか分からない…」そんなケースもよくあります。
このような場合、無理やり開けようとすると、金庫を壊してしまい開けるのがさらに困難になってしまったり、内部の貴重品などを破損してしまったりするリスクがあります。そのため、メーカーサポートや専門の業者に依頼することをおすすめします。
ただ、手提げ用の小さい金庫や小型の耐火金庫であれば、業者に依頼せず自宅での解体も可能です。
手提げ金庫の壊し方
1.バールの平らな部分を、金庫の蓋の隙間に差し込む
2.金庫を動かないよう押さえる
3.バールを下に押し下げ、テコの原理で蓋をこじ開ける
小型の耐火金庫の壊し方
1.金庫の蝶番を工具で切断する
2.扉を押して隙間を作り、バールを差し込む
3.バールを手前に引いて扉を外す
手提げ金庫であれば、バールがあれば壊せる可能性が高くなります。しかし、耐火金庫の場合、蝶番を切断するための工具は一般家庭に常備されるようなものではありません。
金庫を壊すのはかなり力がいりますし、慣れない工具での作業は怪我の可能性もあります。無理せず、専門業者に依頼しましょう。暗証番号を忘れた、鍵をなくしたといった場合であれば、製造元やメーカーに連絡すると対応してくれるケースもあります。
金庫は何でできている?
火事の炎や強い衝撃に耐えられるよう設計されている金庫は、主に次のような素材が使われています。
日本セーフ・ファニチュア協同組合連合会によって決められた、金庫の耐火性能などを実現するための素材です。耐火性能の合格基準は複数ありますが、一般用の金庫の基準は以下のような内容です。
こうした基準に耐えられる素材ですので、一般ゴミとしての処分が難しいのも理解できるでしょう。また、気泡コンクリートは20年程度で自然に気化するため、耐火金庫の寿命も20年とされています。
金庫の処分方法は4つ!
コーナン、クマヒラ、セントリー、エーコー、コクヨ、キング工業など、様々なメーカーが金庫を製造していますが、その処分方法はどのメーカーでも同じです。
一般ゴミや粗大ゴミとして回収されない金庫を処分する方法は、主に以下の4つです。
自治体の回収品目から外されるケースの多い金庫ですが、金庫の種類によっては回収してもらえるケースもあります。手提げ金庫など、小型の金庫のみ回収する自治体もありますので、確認してみましょう。
・耐火金庫は処理困難なものとして回収されない(中部セーフ・ファニチュア共同組合に相談する)
・小型(50cm以下)のものについては、住んでいる区の環境事業所に問い合わせる
基本的に金庫は回収してもらえないと考えた方がよいでしょう。
金庫の処分方法について、4つの方法をそれぞれ詳しく解説していきます。
購入店舗に引き取ってもらう
金庫を販売している店舗では、金庫の引き取りサービスを行っている場合があります。店舗によっては出張引き取りサービスも行っているので、大きな耐火金庫を処分する際に便利でしょう。
また、新しい金庫に買い替える場合は無料で引き取ってもらえる可能性もあります。費用は、金庫の大きさや金庫が置かれている場所によって変わります。持ち出しが大変な場所に置かれている金庫の場合、追加料金がかかるケースもあるので注意してください。
金庫の通販を行っている「金庫屋」では、見積り依頼書に必要事項を記入して送れば、廃棄処分にかかる費用の見積りを出してくれます。
金庫や設置場所について、以下のような内容を記入する必要があります。
見積り依頼をする際に求められる情報
①メーカー名
②型式/型番
③購入年月日/年式
④重量、外寸
⑤設置場所の種別(住宅、事務所など)
⑥設置場所の形態(一戸建て、マンションなど)
⑦設置場所の階数
⑧エレベーターの有無
⑨入り口までの段差の有無
⑩階段の横幅
情報をできるだけ詳しく伝えた方が、正式な見積りを出してもらえるでしょう。作業量が多く、難しくなるほど費用が高くなる傾向があります。
金庫専門業者やリサイクルショップに買い取ってもらう
リサイクルショップによっては、手提げ金庫のような小型金庫であれば、買い取ってくれるケースがあります。金庫の販売や解錠を手掛ける専門業者の中にも、買取まで行っているお店があります。処分したい金庫が新しいものであれば、買取対象になるかどうか問い合わせてみましょう。
上記のような金庫であれば、買取対象になりやすいですが、中古金庫の需要は多くないため、買取価格は期待はしない方がよいでしょう。また、耐火金庫の寿命は20年ですので、古い金庫は買い取ってもらえません。
金庫の処分に費用をかけたくない、少しでもお金になればいい、といった方に向いている方法です。
メルカリやヤフオク!で売る
壊れていない金庫は、メルカリやヤフオク!で売れる可能性があります。金庫のメーカーを書いておくと、検索でヒットしやすくなります。「保証書の有無」「キャビネットの有無」といった情報もあるとよいでしょう。
また、購入者とのトラブルを避けるために、「傷がある」「扉が開けにくい」といった問題点も必ず明記してください。ただ、金庫は高額で売れる可能性が低い商品ですので、金額には期待しない方が無難です。
また、個人で梱包や発送作業を行おうと思うと、かなりの労力が必要です。
ヤマト運輸には、大きな家具や家電を梱包から請け負ってくれるサービスがあるので、利用を検討してみましょう。
参考までに、発送・配達先がともに愛知県内の場合の料金の目安をご紹介します。
荷物の三辺合計が250㎝まで | 6,850円 |
荷物の重量が101~120㎏の追加料金 | 10,000円 |
重量が重くなるほど、追加料金も高くなります。また、搬入・搬出時に吊り上げ・吊り下げ作業が必要な場合も、別途料金が発生します。見積りをとって具体的な費用を調べてから、メルカリやヤフオク!を利用するか検討した方がよいでしょう。
不用品回収業者や引越し業者に引き取ってもらう
不用品回収業者を利用すれば、処分が難しい金庫を手軽に処分できます。業者によっては買取も行っているので、新しい金庫であればお金になる可能性もあります。
メリット | 自分が処分したいタイミングに合わせて依頼できる 忙しくても利用しやすい 引き取りに来てくれる ほかの不用品も一緒に回収してもらえる |
デメリット | 費用がかかる |
不用品回収業者に依頼すればスタッフが運び出しまで行ってくれるので、無理をして重い金庫を運ぶ必要がありません。
小さめの耐火金庫であれば、数人がかりで運ぼうと思えば動かせなくはないでしょう。しかし、慣れない人が重い金庫を動かそうとすれば怪我をする危険性もありますし、まわりの家具や壁を傷つけてしまう可能性もあります。
金庫の回収実績がある不用品回収業者を選べば、家具や壁に傷がつく可能性も低いですし、重量のある大型の金庫であっても適切な方法で搬出・処分を行ってくれます。
また、引越し業者の中にはラッコスのように不用品回収にも対応している業者があるため、こうした業者に金庫の回収を依頼すれば、色々な業者を探してやり取りするよりも、手間なくスムーズです。
なお、事業で使っていた金庫を回収してもらう場合には、「産業廃棄物収集運搬業」の許可をもった業者に依頼する必要があります。
業者に金庫を処分してもらう場合の相場
金庫の大きさや重さ、回収か持ち込み可、回収場所の状況はどうか(2階以上か、エレベーターはあるかなど)などによって、処分費用は大きく変わってきます。
金庫は100kgを超えるものもあり、場合によっては搬出に特殊な器具が必要になるほど、搬出に人手や労力がかかるからです。また、内部の大半がコンクリートで占められている耐火金庫を解体するためには、かなりの手間と労力がかかり、廃棄費用もかさむからです。
運搬費用+処分費用の目安として、手提げ金庫であれば数千円、100kg未満の金庫であれば1万円〜5万円程度がひとつの目安になります。
悪徳回収業者にご注意下さい!
不用品回収業者の中には、トラブルの原因となる悪徳回収業者が存在します。
よくあるトラブルとして次のようなものがあります。
● 後から高額な費用請求
● 回収品の不法投棄 など
ホームページやチラシ、看板、拡声器で無料や格安で不用品を回収すると書かれていたのに、不用品の回収後、高額な費用を請求されたケースが少なくありません。
また、回収品を不法投棄する業者も存在します。不法投棄は業者だけでなく依頼者も罰則対象になる可能性があるので、注意してください。
金庫を処分する際は、上記のようなポイントを参考に、安心して任せられる業者を選んでください。
引っ越しに伴う金庫の処分なら、ラッコスにお任せ!
金庫の処分には様々な方法がありますが・・・
引っ越しに伴う金庫の処分ならラッコスにお任せ!
「金庫以外にもたくさん不用品がある」といった時は、まとめて処分できるため、分別や運び出しの手間がなく、一気にお得に処分できます。
さらに、目利きのスキルや再販の販路が豊富にある為、金庫の高価買取も可能。業界屈指の15ジャンル、100以上の品目で買取を行っています。
引っ越し、不用品回収、買取、ゴミ屋敷の片付けまで、各専門チームがあるため、ワンストップで全てお任せ頂け、仲介料がない分、お値打ちです。処分にお困りの際は、ぜひラッコスへお気軽にご相談ください。