【プロが告白】自転車を手間なく処分する方法8選。手軽/無料の方法も

自転車
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自転車の処分で、こんなお悩みはありませんか?

  • 使ってない「ママチャリ」がホコリをかぶっている
  • 子どもが成長したので、古い自転車を捨てて買い替えたい
  • 自転車の捨て方がわからない
  • 引っ越しの日までに処分する時間がない
  • 値の張るブランド自転車/スポーツバイクだから、中古でも売れるはず
  • できるだけ安く処分したい、できれば無料で

引っ越し&不用品回収のプロがお答えします!

新しく自転車を買い替えたり、引っ越しのタイミングで処分したりする時、古い自転車の処分に迷う方もいらっしゃるでしょう。自転車は場所も取るので、できるだけ早く処分したいものです。

自転車の処分方法を誤ると、犯罪を疑われたり、損をしてしまったりすることもあります。そのためこの記事では、引っ越し&不用品回収業界で20年以上の経験を持つ筆者が、自転車を処分する際の注意点や、各処分方法のメリット・デメリットなどを詳しく解説していきます。

忘れないで!防犯登録の抹消手続き

自転車を処分する際の欠かせないステップは、防犯登録の抹消手続きです。ただシールを剥がすだけでは、記録は抹消されていません。手続きを怠ると以下のようなリスクがあります。

・あなたの自転車の次の所有者が、警察から自転車の盗難を疑われる
(譲渡や売買した時だけでなく、自治体の粗大ごみに出した場合でも、リサイクル事業の一貫で売却されることがあります)
・自転車が犯罪に利用され、あなたが関与を疑われる

抹消手続きは警察署や交番、自転車販売店で可能で、必要なものは次の通りです。

・登録を抹消したい自転車
・身分証明書
・防犯登録カード(控え)

登録抹消の手続きは都道府県ごとに異なるため、事前に最寄りの警察署へ電話で問い合わせておくことをおすすめします。

(参照:千葉県警「令和5年4月1日から自転車の防犯登録制度が変わります」

自転車の捨て方は8つ!

自転車の処分方法は主に8つあります。

1. 自治体に粗大ゴミとして回収してもらう
2. 自分で分解して家庭ごみとして出す
3. ゴミ処理施設に直接持ち込んで処分してもらう
4. 買い替えなら購入店舗に引き取ってもらう
5. リサイクルショップに買い取ってもらう
6. メルカリやヤフオク!で売る
7. 引っ越し業者に回収してもらう
8. 不用品回収業者に引き取ってもらう

それぞれにメリット・デメリットがありますので、比較検討して、ご自身にとって最適な方法を選びましょう。
「ラッコス」なら、引っ越しと不用品回収や買取をまとめて依頼できるため、引っ越しの際に自転車やその他の不用品の処分を考えている方には特におすすめです。

自治体に粗大ゴミとして回収してもらう

不要になった自転車
メリット費用が抑えられる
信頼性が高い
デメリット回収までに時間がかかる
希望の日時で回収してもらえない

できるだけ処分費用を抑えたい方は、自治体が行っている粗大ゴミ回収の利用がおすすめです。自治体が主体で行っているサービスですので、不法投棄の心配もなく、安心して利用できます。

なお、自転車を粗大ごみに出す際は、収集車が巡回するまでの間に盗難にあってしまう危険性もありますので、鍵はかけたままにしておきましょう。

一方で、粗大ごみ回収のデメリットは、回収までに時間がかかる点です。例えば名古屋市の場合、粗大ごみ収集は各地域ごとに月1回のみのため、タイミングが悪いと1ヶ月近く待つ必要があります。事前予約も7日前までに行わないといけないため、急いでいる方には向かない方法です。

名古屋市で自転車を粗大ゴミに出す方法

予約方法電話もしくはインターネットから
予約の受付締切収集日の7日前
粗大ゴミの出し方1.事前受付・予約をする
2.手数料納付券を購入する
3.受付番号または氏名を記入し、必要枚数を見えやすい場所に貼る
4.収集日の8:00までに指定された収集場所へ運び出す
料金自転車 500円
(電動アシスト付も同料金)

粗大ごみ収集のルールは自治体ごとに異なりますので、各自治体のホームページで確認してください。

自分で分解して家庭ごみとして出す

メリット費用がかからない
手続き不要
デメリット解体、分解に手間と時間がかかる
素材によっては不可の場合がある
収集してもらうまでに時間がかかる

何とか無料で処分したい方で、金属フレームを裁断できるような方であれば、自転車を細かく分解して、家庭ごみとして出せる場合があります。各パーツを自治体指定のゴミ袋のサイズまで小さく分解・裁断した上で、可燃ごみや不燃ごみ、金属ごみなどに分別して捨てる方法です。

例えば名古屋市の場合、自転車のタイヤチューブは可燃ごみで、自転車のチェーンは不燃ごみで出せます。

自転車には次のような素材が使われています。お住まいの自治体によって分別方法は異なるため、必ず確認するようにしましょう。

・ホイール(アルミ、カーボン)
・フレーム(クロモリ/スチール、アルミ、カーボン、チタンなど)
・サドル(合皮、発泡ウレタン、樹脂、金属など)
・チューブ(ゴム)
・タイヤ(ゴム)
・電動アシスト車のバッテリー

ゴミ処理施設に直接持ち込んで処分してもらう

自転車のゴミ
メリットすぐに処分できる
費用が抑えられる
デメリット自分で施設まで持ち込む必要がある
受付時間や搬入時間が限られている

自治体指定のゴミ処理施設に自分で持ち込む場合は、粗大ごみ収集の日まで待たずに処分することができます。その他の粗大ごみや不用品も合わせて持ち込めば、ガソリン代を考慮に入れても安く処分できるでしょう。

一方、自分で搬入しなければならないため、自家用車に積めない場合は軽トラックなどをレンタルする必要があります。搬入の時間も限られているため、日中仕事で忙しい方には難しい方法でしょう。

名古屋市で自転車を処分場に持ち込む方法

受付・搬入前に、お住まいの区の環境事業所で受付をする
・搬入するものの種類、大きさ、数量に応じて、受付時に搬入先の処理施設を案内される
受付時間8:00~12:00 / 13:00~各環境事業所指定の時間まで
費用10㎏まで200円

処理手数料は現金での支払いですので、忘れずに持参しましょう。

買い替えなら購入店舗に引き取ってもらう

メリット入れ替えがスムーズ
手間が少ない
デメリット店舗によって引き取りを行っていない
店頭まで自分で持ち込まなければならない

新しい自転車に買い替える際は、購入店舗の引き取りサービスを利用する方法もあります。無料、有料、下取りの3パターンが存在します。店舗での引き取りであれば、入れ替えがスムーズですし、下取りを行っている店舗であれば購入費用の足しになります。

しかし、すべての店舗で引き取りサービスを行っているわけではありません。近くの店舗や購入したい車種を販売している店舗で引き取りサービスを行っていなければ、他の方法で処分するしかありません。

春先など、自転車を買い替える人が増えるタイミングで、無料回収キャンペーンを行うケースもあります。また、一部の店舗では有料での引き取りしか行っていないところもあるため、近くの店舗を調査してみてください。

リサイクルショップに買い取ってもらう

自転車
メリット収入になる
デメリットブランド品や状態が良いものでないと買い取ってもらえない
買い取ってもらえても、二束三文にしかならないことも多い
店舗まで持ち込まないといけない

リサイクルショップで買い取ってもらえれば、使わなくなった自転車をお金に換えられます。しかし、リサイクルショップで買い取ってもらえる自転車の条件は厳しいため、買取価格がつかないかもしれません。

ブランド自転車や高価格帯の自転車、中古市場でも人気の自転車であれば買取対象になりますが、普通の「ママチャリ」や子ども用の自転車は難しいでしょう。

また、ライトが切れていない、ブレーキが正しく動作するなど、基本的な動作に問題がなく、サビや汚れ、ステッカーが貼ってあるなどの状態の悪さも、査定額に影響します。

近くにリサイクルショップがない場合、出張買取サービスを利用する方法もあります。事前に無料査定を受け、買取価格がつくか確認すると無駄な時間をかけずにすむでしょう。

防犯登録の抹消については、店舗によって対応していないケースもあります。買取を依頼する際、確認を忘れないようにしてください。

メルカリやヤフオク!で売る

メリット自分で価格設定ができる
デメリット買い手がつくとは限らない
出品ややりとり、発送に手間と時間と費用がかかる

メルカリやヤフオク!は自分で価格を決められるため、リサイクルショップに売るより高値がつくかもしれません。あなたの自転車が高価なスポーツバイクやブランド品であったり、希少なモデルであったりすると、ネットオークションで高値がつく可能性もあります。

また、自転車が故障していても部品単位での出品や、簡単な修理で直るレベルであれば、買い手が見つかる可能性があります。大きなトラブルに繋がらないよう、故障や傷、汚れといった状態を詳しく記載し、購入者に誤解を与えないようにすることが重要です。

さらに、配送料は高額になりがちなため、事前に配送業者へ問い合わせを行い、赤字の取引にならないよう、販売価格を調整することも大切です。個人間で売買する場合、防犯登録の抹消は必須です。忘れずに手続きを行ってください。

引っ越し業者に回収してもらう

メリット自分で運ぶ必要がない
引っ越しと同時に回収してもらえる
複数の業者に問い合させたり、やりとりしたりする必要がない
デメリット費用がかかる
業者によっては対応していない
自転車の処分

引っ越し業者の中には、オプションで不用品回収サービスを行っているところがあります。引っ越しのタイミングで家財の整理や断捨離をする人が多く、不用品が出るケースが多いからです。

しかし、不用品の回収・処分に必要な資格をもっている引っ越し業者は少ないため、大半の業者は業務を他社に委託する分、割高な料金になります。さらに、冷蔵庫など、特定の物しか回収していない業者も多く、自転車を必ず処分できるとは限りません。

繁忙期は回収サービスを行っていない業者もあるため、事前にサービス内容や料金などを確認するようにしましょう。引っ越し業者に回収してもらう際も、防犯登録の抹消は忘れず行ってください。

不用品回収業者に引き取ってもらう

メリット自分で運ぶ必要がない
自分の予定に合わせて回収してもらえる
他の不用品も一緒に処分できる
デメリット費用がかかる

不用品回収業者を利用すれば、最短当日で回収してもらえたり、自分の都合の良い日時に回収してもらうことができます。仕事で忙しい方や、急な引っ越しなどで時間がない時にも便利です。

費用はかかりますが、ほかに処分したい粗大ごみや不用品がある場合は、まとめて処分を依頼することで割安になる可能性もあります。

また、故障していたり、汚れていたりと、状態の悪い自転車でも引き取ってもらえますし、買取も行っている業者を選べば、状態の良い自転車やブランド品であれば、収入になるかもしれません。

防犯登録の抹消は、業者によって対応が変わります。あらかじめ確認しておくと、回収の段階で慌てずにすむでしょう。

悪徳回収業者にご注意下さい!

不用品回収業者の中には、悪徳回収業者がいるため注意してください。
トラブルの例としては次のようなものがあります。

・高額な費用請求
・回収した自転車の不法投棄

無料回収や格安回収を宣伝しながら、回収後に積込費や処分費などの名目で費用を請求してくる業者とのトラブルが問題になっています。また、意図せず不法投棄されてしまった場合でも、依頼主に罰則が課せられる可能性があるため、怪しい業者には依頼しないようにしましょう。

悪徳業者に関わらないためにも、安易に金額だけで判断しないようにしましょう。次のようなポイントに気をつけて業者を選んでください。

・「一般廃棄物収集運搬許可」「産業廃棄物収集運搬許可」といった許認可があるか
・会社のホームページがあり、詳しく情報が載っているか
・所在地に会社が実在するか(Google Mapなどで確認)
・口コミが悪くないか
・事前に見積りをしてくれるか

家庭ごみの不用品回収には、「一般廃棄物収集運搬業」の許可や資格がなければ行えません。ホームページやチラシに記載があるか確認すれば、悪徳業者を避けられるでしょう。

引越しに伴う自転車の処分ならラッコスへ

自転車の処分には様々な方法がありますが・・・
引っ越しに伴う自転車の処分ならラッコスにお任せください!

自転車はもちろん、それ以外の他の不用品も、まとめて手間なくお得に回収・処分可能。自治体では回収不可の家電やPCも対応しています。分別や搬出の手間がなく便利です。

さらに、トレック、ジャイアント、ビアンキなど、人気の自転車は高価買取が可能。自転車以外にも100以上の品目で買取を実施中です。

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監修者

白石のアバター 白石 片付け・運搬・買取のエキスパート

ラッコス 代表
REPROZホールディングス(株) 代表取締役

引越し、不用品回収・買取、ブランド家具のリユース販売、遺品整理、ゴミ屋敷片付け、空き家のまるごと処分まで。

家の「モノ」や「コト」に関わるLife Support Company、REPROZホールディングス株式会社の代表。

SDGsにもいち早く着目し、海外に向けてのリユース品の再利用や発展途上国への寄付事業を手掛けるとともに、正しいSDGsのあり方などについても発信を行っている。

不用品業界において20年以上の実績があり、全国メディアでの出演も多数。
遺品整理士の資格も保有。

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