パソコンの処分で、こんなお悩みはありませんか?
- パソコンの安全な捨て方がわからない
- パソコンはリサイクルが義務付けられていると聞いた
- デスクトップPCは大きいので処分方法が分からない
- 休日が少なくパソコンや粗大ゴミを処分する気力がわかない
- 引っ越しが迫っているけど、片付けが進まない
- 古いパソコンが邪魔なので引き取ってほしい
- まだ新しい機種なので、買取可能であれば買取をしてほしい
引っ越し&不用品回収のプロがお答えします!
「使っていないパソコンが置きっぱなしになっている」「処分したいがどうすればいいかわからない」など、パソコンの処分についてお困りではありませんか?
パソコンは個人情報や仕事のデータなどが沢山入っていますし、法律によってリサイクルが義務付けられているため、むやみに捨てられず、処分に困っている方が少なくありません。
この記事では、引っ越し&不用品回収業界で20年以上の経験を持つ筆者が、パソコンのデータの消去方法や安全・手軽に処分する方法をご紹介します。それぞれのメリット・デメリットがわかるので、ぜひ最後までご覧ください。
パソコンを普通に捨てたら法律違反!?
使用済みのパソコンは不燃ゴミや粗大ごみなどで普通に処分できません。資源の有効活用とゴミの減量を促すために、資源有効利用促進法(パソコンリサイクル法)や小型家電リサイクル法によって、メーカーや自治体等による回収・リサイクルが義務付けられているからです。
これらの法律によって回収されるパソコンは、年間40万台以上、再資源化実績も70〜80%前後になっています。こうして回収されたパソコンは、処理施設で分解を行い、素材ごとに再利用されています。
(参考:経済産業省「資源有効利用促進法」)
資源有効利用促進法の対象となるパソコン | デスクトップPC本体、パソコン用ディスプレイ(ブラウン管式、液晶式)、ノートブックPC ※タブレット端末、有機EL式ディスプレイは対象外 |
マザーボード、CPU、ハードディスクドライブ、メモリ、光学ドライブ、電源 など | |
パソコンの主な素材 | ポリカーボネート、ABS樹脂、カーボンファイバー、アルミニウム、マグネシウム合金、シリコン など |
パソコンには、銅や鉄、アルミニウムなどの金属とプラスチック、そして希少な金属であるネオジム、ジスプロシウム、タンタルなどの「レアメタル」が使用されています。これらのリサイクル可能な貴重な資源を適正な方法で処理することで、再資源化しているのです。
なお、パソコンの基盤1tに対して採取できるレアメタルの量は、わずか数10〜数100g程度と言われています。
もしパソコンのデータが漏洩してしまうと…
個人情報の漏洩や会社や仕事関係の機密情報の流出を防ぐため、パソコンのデータ消去は必須です。
パソコンには、オンラインバンクの情報や各種のパスワード、クレジットカード番号など、様々な個人情報が残っている可能性があります。プライベートな写真や動画なども保存されていることが多いです。
さらに、仕事でも使っているパソコンの場合は、メールの履歴や顧客情報、開発情報、営業機密などが加わります。
万が一情報漏洩してしまった場合、個人情報であれば預金の引き出しやカードの不正利用などが起こるリスクがあり、仕事の情報であれば、企業側の信用損失だけでなく、漏洩させた本人への罰則や刑事責任も問われる可能性があります。
パソコンのデータを安全に消去する方法
データをパソコン内のゴミ箱に移しても、データは消えません。フォーマットや初期化を行えば、情報漏洩のリスクはかなり減りますが、それでもデータ復活ツールによって復活できてしまうことがあります。
パソコンが故障して動かなくなっていたとしても、ハードディスクが壊れていなければ、残っているデータを閲覧することができてしまいます。では、パソコンのデータを安全に消去するにはどうすれば良いのでしょうか?
1.パソコンの初期化
初期化とは、パソコンを出荷時の状態に戻すことを意味します。一般的には、付属のCDやDVDから初期化する方法と、初期化プログラムから行う方法があります。メーカーや機種によって初期化方法は異なるため、取扱説明書やメーカーのウェブサイトで手順を確認して下さい。
2.データ消去ソフト
パソコンが動作する場合は、データ消去ソフトを使ってハードディスク内のデータを消し去る方法が簡単です。フリーソフトや市販の有料ソフトなどがあります。
3.物理的な破壊
物理的な破壊は、記憶媒体であるハードディスク自体をドリルなどで破壊する作業を指します。一般的な工具でもある程度の破壊は可能ですが、構造を把握していない素人が行うと、肝心の記憶媒体が無傷であったりすることもあります。
4.電磁消去
特殊な機器を使って強力な磁気でハードディスクのデータを破壊します。家庭用の強力な磁石などでは行えません。
なお、完全にデータを消去すると復元できませんので、必要なデータはあらかじめバックアップをとっておきましょう。
パソコンの捨て方は6つ!
パソコンを処分する方法は、大きく次の6つです。
かかる費用や手間など、それぞれにメリット・デメリットがありますので、詳しく解説します。利用しやすい方法を選ぶ参考にしてください。データ消去を徹底する自信がない方は、データ消去のサービスを受けられる方法を選ぶとよいでしょう。
買い替えなら購入店舗に引き取ってもらう
メリット | 無料回収してもらえる(2003年10月以降に販売された製品) 買い取ってもらえれば購入費用の足しになる |
デメリット | 買い替えでないと利用できない店舗がある 新しいパソコンでないと買取対象にならない店舗がある |
パソコンを新しく買い替える場合、家電量販店やメーカーによっては古いパソコンの下取り、無料回収などを行っています。買い替えと同時に、古いパソコンを処分できるのでスムーズな方法です。
データ消去については店舗側で対応してくれる場合もありますが、事前に確認しておくと安心でしょう。
有料サービスとして、パソコンのデータ消去を受け付ける店舗もあります。ヤマダ電機やケーズデンキ、ビックカメラなど一部の家電量販店では不要な家電の買取サービスを行っています。
ヤマダ電機の場合、パソコンは店舗での買取のほか、WEB(宅配)買取が選べるのもメリットでしょう。事前にセルフ買取査定も行えるので、気になる方はホームページを確認してください。
自治体の回収ボックスを利用する
メリット | 原則無料 ほかの小型家電も回収対象 |
デメリット | 製品によっては対象外 自分でデータの消去を行い、運ぶ必要がある |
自治体ごとにパソコンの回収ボックスを設置しており、無料で利用できるケースが多いです。パソコン以外にも、プリンターなどの小型家電が回収対象に入る場合があります。
なお、パソコンのデータ消去に関しては自治体によって対応が異なります。回収対象や費用も含めて、事前に自治体のホームページなどを確認してください。
名古屋市の場合、パソコンは小型家電回収ボックスで回収しています。総合スーパー、区役所、環境事業所等に設置されていますので、最寄りの回収ボックスを利用してください。
回収対象 | 主な回収品目 |
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回収ボックスに入る大きさの小型家電 (縦15cm以下かつ横40cm以下かつ奥行き25cm以下) | ・パソコン ・携帯電話、スマートフォン ・デジタルカメラ、ビデオカメラ など |
回収ボックスを利用する場合、データはあらかじめ自分で削除しておく必要があります。データ復旧の専門会社があるように、HDDのデータなどは消去した後でも復旧可能な場合があります。重要なパスワードや写真・動画などの個人情報が漏洩するリスクがあるため、パソコンに詳しくない方にはおすすめできない処分方法です。
なお、もしそれでも回収ボックスを利用したい場合は、HDDの裏面の基盤やディスクをハンマーで叩いたり、ドリルで穴を開けたりして物理的に破壊する方法があります。
ただし、破壊する際に部品が飛び散る可能性があるため、ゴーグルを着用するなどして安全面に気をつけましょう。ちなみに、市販の磁石を近づけるだけでは、データを完全に壊すことはできません。
また、回収ボックスに入らないサイズのデスクトップパソコンなどは、メーカーによるリサイクル利用してください。
リサイクルショップに買い取ってもらう
メリット | 高く売れる可能性がある パソコン専門店の場合、データ消去に対応している 買取方法を選べる |
デメリット | 古いモデル、人気がないモデル、状態が悪いものは買い取ってもらえない |
性能が高い、発売されて間もないモデルは、リサイクルショップで高く買い取ってもらえる可能性があります。
特に、パソコン専門のリサイクルショップを選べば、古いモデル、故障しているパソコンも対象になるケースがあります。
パソコンのデータ消去に対応しているかどうかは店舗によるので、事前に確認しましょう。ショップによっては、複数の買取方法の中から利用しやすいものを選べます。
近くに店舗がない、大きなデスクトップを持ち込む手段がないなど、店頭での買取が難しい場合は、宅配買取や出張買取のある店舗がよいでしょう。買取価格やデータ消去対応の有無など、複数の店舗を見比べるのがおすすめです。
メルカリやヤフオク!で売る
メリット | 高く売れる可能性がある |
デメリット | データ消去は自己責任 買い手がつかない場合もある パソコンが壊れないよう梱包するのが手間 送料がかかる |
人気モデルや希少モデルは、メルカリやヤフオク!を利用すると高値がつく可能性があります。処分する予定だったパソコンが売れれば臨時収入になるので、大きなメリットといえるでしょう。
しかし、必ず買い手がつくわけではありません。いつ買い手がつくかもわからないので、早く処分したい方には向かない方法です。
また、普段メルカリやヤフオク!を利用していない方にとっては、出品手続きや発送の準備が大変だと感じる可能性もあります。大きなデスクトップパソコンを発送する場合、パソコンが壊れないよう梱包するのは手間がかかるでしょう。大きな荷物は送料もかかります。せっかくパソコンが売れても、梱包材と送料で相殺されるかもしれません。
手間や費用を考慮したうえで利用を検討してください。
引越し業者に回収してもらう
メリット | 引越しと一緒に依頼できるので手間なくスムーズ 他の不用品もまとめて回収してもらえる 買取に対応している業者もある |
デメリット | パソコンの不用品回収に対応していない業者も多い 費用がかかる |
引越しのタイミングでパソコンを処分する場合は、引越し業者に回収を依頼する方法もあります。ただ、パソコンの不用品回収に対応している業者は限られているため、ホームページなどで事前に確認すると良いでしょう。
また、引越し業者の中にはラッコスのように不用品回収だけでなく、様々な不用品の買取にも対応しているところがあります。買取品があればその分引越し代を安く抑えられますし、ただでさえやることが多い引越しのときに、ぜんぶまとめて依頼できるため、手間や時間も節約できます。
なお、ラッコスではハードディスクにドリルで物理的に穴を開けてデータを破壊する方法でデータの消去を行っています。データ消去の証明書を発行することも可能ですので、お気軽にご相談下さい。
不用品回収業者に引き取ってもらう
メリット | 自分が処分したいタイミングで依頼できる 忙しくても利用しやすい 持ち込める店舗がなくても引き取りに来てくれる ほかの不用品も回収してもらえる |
デメリット | 費用がかかる |
不要なパソコンがある際、不用品回収業者を利用すると気軽に処分できます。自分のタイミングに合わせて回収を依頼できるので、忙しい方でも利用しやすい方法です。梱包も持ち込みも必要ありませんので手間もかかりません。ほかに不用品があれば、一緒に回収してもらうとよいでしょう。
また、不用品回収業者の中には買取を行う業者もあり、パソコンの状態によっては収入になる可能性があります。新しいモデル、人気モデルであれば、買取もしている業者を選びましょう。
デメリットとして、不用品の回収は料金がかかります。業者によって料金が異なるので、サービス内容と合わせて確認し、検討してください。
悪徳回収業者にご注意下さい!
不用品回収を行う業者は数多くありますが、違法な業者は回収した不用品を不法投棄している場合があります。パソコンの不法投棄は、法令違反のため罰則の対象です。業者だけでなく、回収の依頼者が罰則を受ける可能性があるため、十分注意してください。
不用品回収のアナウンスをしながら走っているトラックもいますが、許可や資格がないまま営業しているケースが多いです。不用品回収業者を選ぶ際は、下記のような点に注意してホームページやチラシを確認しましょう。
パソコンを処分する際は、安心・安全に利用できる業者を選びましょう。
引越しに伴うパソコンの処分ならラッコスへ
パソコンの処分には様々な方法がありますが・・・
引っ越しに伴うパソコンの処分ならラッコスにお任せください!
デスクトップPCやノートパソコン、タブレット、ハードディスクなど、デジタル家電以外の不用品も全部まとめて回収・処分します。冷蔵庫などの家電リサイクル法対象製品も回収OK。分別や搬出の手間がなく便利です。
さらに、買取サービスは15ジャンル、100以上の品目をカバー。買取専門チームによる確かな目利きと長年構築してきた豊富な再販ルートがなせる技です。
不用品の回収・処分、PCのデータ消去、引越し作業まで、すべて一括で対応可能。バラバラに業者へ依頼するよりお金も時間も節約できます。処分にお困りの際は、ぜひラッコスへお気軽にご相談ください。