ピアノの処分で後悔しないために/買取・無料の処分法も

ピアノ
目次

ピアノの処分で、こんなお悩みはありませんか?

  • 使っていないピアノが置きっぱなしになっている
  • 思い入れのあるピアノだから処分をためらっている
  • 自分ではピアノを運び出せない
  • ピアノはどこに処分を依頼すればいいか分からない
  • 処分費用が高額だと聞いて困っている
  • ピアノ以外に不用品がたくさんある
  • まもなく引っ越すので早めにピアノを処分したい

引っ越し&不用品回収のプロがお答えします!

使わなくなったピアノの処分について、頭を抱える方は少なくありません。自治体の粗大ごみでは出せないと言われたり、ピアノの処分に高額な費用がかかるかもしれないと聞けば、処分に踏み切れない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

処分した後にもう一度ピアノを弾きたくなって後悔するかもしれないと、処分をためらっている方もいるでしょう。

この記事ではそんな方々に向けて、手軽でお得なピアノの処分方法や後悔しないための考え方について、引っ越し&不用品回収業界で20年以上の経験を持つ筆者が解説していきます。

ピアノを処分した後に後悔しないために

ピアノ

ピアノは多くの人にとって特別な存在であり、思い入れのある楽器です。両親や祖父母から贈られたピアノ、たくさんの思い出が詰まった愛着のあるピアノ…そんな大切なピアノを手放すことに迷いを感じる方も多いでしょう。

実際に、一度手放した後でも再びピアノを弾きたいという思いが芽生える人は少なくありません。自分の子どもがピアノを習いたいと言い出すこともあるでしょう。ですから、ピアノをそのまま残しておくことも一つの選択肢です。

一方で、誰も弾かずに眠ったままでいるピアノは、楽器としての役目を全うできません。それであれば、ピアノを待っている日本中、世界中の子どもたちのもとにピアノが渡り、喜んで弾いてもらったほうが、ピアノにとっても良いのでは無いでしょうか?

また、ピアノはかなりのスペースを取ります。既に壊れてしまったピアノを売ることは難しいですが、古いものを手放すことで、新しいものが入ってくるようになります。今までお世話になったピアノに感謝しつつ、機を見て処分をすることも正しい選択肢です。

ピアノの処分費用

ピアノの処分にかかる費用は、ピアノの種類によって異なります。ピアノは主に次の3種類に分類されるケースが多いです。

主なピアノの種類:
①グランドピアノ
②アップライトピアノ
③電子ピアノ

電子ピアノは最も処分費用が安く、グランドピアノは費用が高くなるケースが多いです。自治体での回収も、ピアノの種類によってできるかできないかが変わってきます。

また、ピアノの種類以外に設置場所の環境も費用への影響が大きくなります。次のような運び出しが難しい場所ほど、追加料金がかかる可能性があります。

追加料金がかかりやすいケース:
・2階以上でクレーンが必要
・解体しないと搬出できない

階段やエレベーターを利用する場合も追加料金がかかるケースがありますので、見積りの段階で確認しましょう。

ピアノの処分方法は7つ!

ピアノの処分方法としては、知人に譲ったり、地域の施設に寄付したりする方法もありますが、この記事では、以下の7つについて詳しく解説します。

1. 自治体に粗大ゴミとして回収してもらう
2. ゴミ処理施設に直接持ち込んで処理してもらう
3. 買い替えなら購入店舗に引き取ってもらう
4. ピアノの買取専門店に買い取ってもらう
5. メルカリやヤフオク!で売る
6. 引っ越し業者に回収してもらう
7. 不用品回収業者に引き取ってもらう

ピアノの種類や条件によって向いている方法が変わってきますので、それぞれのメリット・デメリットを確認して検討してください。

自治体に粗大ゴミとして回収してもらう

メリット処分費用を抑えられる
デメリット回収場所まで運ばなければならない
ピアノの種類や自治体によっては粗大ゴミ回収の対象外

自治体で粗大ゴミとして回収してもらえば、費用を抑えて処分できます。しかし、回収場所までは自分で運ばなくてはならないため、ピアノの種類によっては利用が難しいでしょう。また、自治体によって粗大ゴミとして回収していないところもあります。

名古屋市では、処理困難品にピアノが含まれているため、粗大ゴミとして回収してもらえません。100kg以下の電子ピアノであれば、1,500円で回収してもらえます。

申し込み方法、回収場所など、粗大ゴミ回収の詳細は名古屋市のホームページで確認してください。

なぜアップライトやグランドピアノは粗大ゴミに出せないのか?

ピアノの処分を難しくしているもの、それは実はピアノ線です。ピアノ線は破砕が難しく、専門業者でないと解体できないといわれているのです。

ピアノ線以外に関しては、グランドピアノのような本体が木製のピアノは、次のような素材でできています。

木製ピアノで使われている素材
木、金属、フェルト、合成樹脂、塗料

電子ピアノはピアノ線を使用していないため、粗大ゴミとして回収してもらえるケースも少なくありません。回収品目については、自治体のホームページを確認してみましょう。

ゴミ処理施設に直接持ち込んで処理してもらう

メリット処分費用を抑えられる
デメリット施設まで自分で運ばなければならない
自治体によっては受付対象外

粗大ゴミの回収日を待っていられない方は、自分でゴミ処理施設に持ち込んで処分してもらう方法もあります。

しかし、ゴミ処理施設までは自分で運ばなければなりません。自治体によっては、ゴミ処理施設でピアノの回収を受け付けていないところもあります。

名古屋市では、自己搬入で処分できない品目にピアノの記載はありません。しかし、粗大ゴミの処理困難品にピアノが含まれていますので、事前に環境事務所に確認した方がよいでしょう。

また、名古屋市は区によってゴミを搬入する施設が異なり、受付時間や搬入についてルールが決まっています。

買い替えなら購入店舗に引き取ってもらう

ピアノ
メリット処分費用を抑えられる
下取りに出せれば購入費用の足しにできる
ピアノを回収に来てもらえる
デメリット店舗によっては対応していない
古いもの、壊れているものは対象外の場合がある

新しくピアノを購入する場合は、楽器店のサービスを利用する方法があります。
例えば、島村楽器ですと買い替え時の下取りは査定が5%アップするシステムがあります。

島村楽器の出張買取サービス

無料出張買取エリア全国 ※一部地域、離島は別料金
査定申し込み方法Web査定、LINE査定、電話
注意点・通常使用に支障があるものは買取不可
・支払いが完了していないものは買取不可
・階段作業など、特殊作業は有料
・購入から10年以内のピアノに限る
・グランドピアノは対象外

無料となる条件が限られますので、事前に確認しましょう。

ピアノの買取専門店に買い取ってもらう

メリット処分費用がかからない
売れれば収入になる
自分でピアノを運ばなくていい
デメリット買取価格がつかない可能性がある

ピアノは運搬が難しく、場所もとるため、一般的なリサイクルショップでは買取をしていません。ピアノを売るのであれば、ピアノの買取専門店に依頼するのがよいでしょう。

グランドピアノから電子ピアノまで、幅広く取り扱っている業者もあり、出張査定やWeb査定に対応している業者もあります。査定の際は次のような情報が必要ですので、あらかじめ準備しておくとスムーズにやりとりが進むでしょう。

査定の際に準備しておく情報
・ピアノのメーカー(ヤマハ、カワイなど)
・ペダルの本数
・製造番号

買取専門業者の場合、古いもの、壊れているものは対象外になるケースが少なくありませんが、人気の型番や状態の良いものではあれば10万円以上の金額で買い取られることもあります。買取対象に入るかどうか、ホームペーやチラシなどで事前に確認しましょう。

業者によっては、古いピアノでも条件によっては無料で回収してくれるところもあります。音がずれていても、調整可能だと判断されれば引き取ってもらえる可能性もあります。日本や世界の学校では、ピアノが不足しているところも多く、そういった学校に中古ピアノが渡ることもあるのです。

完全に壊れているわけではないピアノであれば、専門業者を調べてみるのもよいでしょう。

メルカリやヤフオク!で売る

メリット処分費用がかからず、収入になる
デメリット買い手がつくとは限らない
梱包・搬出が大変
送料が高額になる
壊れているピアノは対象外

メルカリやヤフオク!で買い手がみつかれば処分費用がかからず、高額で売れる可能性があります。しかし、必ず買い手がつくとは限らず、いつ処分できるかも予想できません。

また、ピアノを自分で梱包して搬出するのは大変な重労働です。ヤマト運輸ではピアノや楽器の輸送サービスを行っているので、そうしたサービスを利用するのもよいでしょう。

しかし、輸送費用がピアノが売れた金額より高くなる可能性もありますので、注意してください。

引っ越し業者に回収してもらう

ピアノを運ぶ業者
メリット引っ越しと同時に処分できる
運び出して回収してくれる
買取まで対応している業者もある
デメリット費用がかかる
業者によっては対応していない

引っ越し業者によってはラッコスのように不用品回収にも対応している業者があるため、ホームページやチラシを確認してみましょう。

オプションとして設定されているケースもあり、別途費用がかかる可能性もあります。また、業者によっては繁忙期は不用品回収に対応していなかったり、電子ピアノのみ対応でその他のピアノは対象外だったりするケースもあります。見積りや予約の段階で確認しておくと安心です。

不用品回収業者に引き取ってもらう

メリット自分が処分したいタイミングで依頼できる
忙しくても利用しやすい
持ち込める店舗がなくても、引き取りに来てくれる
ほかの不用品も一緒に回収してもらえる
デメリット費用がかかる
対応していない業者もある

不用品回収業者を利用すると、業者がピアノを回収に来てくれるので気軽に処分できます。特にピアノが壊れている場合、最も手軽な処分方法といえるでしょう。処分費用を抑えようと、無理をして自分たちで搬出しようとすると、ほかの家具を傷つけたり、怪我をしたりする危険があります。

賃貸物件の場合、壁や床に傷をつけてしまうと退去時に修繕費用を請求される可能性が出てきます。ピアノのように大きくて重いものを処分する際は、無理せずプロに頼りましょう。

買取まで対応している業者を選べば、収入になる可能性もあります。壊れていないピアノであれば、買取を想定して業者を選ぶのもよいでしょう。

反対に、ピアノの取り扱いができない業者もいますので、事前に確認してください。

悪徳回収業者にご注意下さい!

不用品回収業者を選ぶ際、悪徳回収業者にご注意ください。違法な業者は、トラックに不用品を積載した後から法外な料金を請求してきたり、回収した不用品を不法投棄したりしているケースが少なくありません。

不法投棄は業者のみならず、依頼者も罰則の対象となる可能性があります。不用品の回収や処分、買取には、次のような許可や資格が必要です。

・一般廃棄物収集運搬許可(家庭から出るゴミの収集に必要)
・古物商許可(買取をする場合)

信頼できる業者かどうか判断するには、ホームページやチラシに許可や資格の記載があるか確認してみましょう。

また、インターネットで検索してもホームページが出てこない業者や、Google Mapで所在地を検索しても会社らしき建物が存在しない業者も要注意です。

引越しに伴う電子ピアノの処分ならラッコスへ

電子ピアノの処分には様々な方法がありますが・・・
引っ越しに伴う電子ピアノの処分ならラッコスにお任せください!

電子ピアノや楽器、オーディオ機器だけでなく、その他の不用品もまとめて回収・処分。自治体では対応不可のテレビやパソコンなどの処分もお任せ下さい。分別や搬出の手間がなく便利です。

さらに、不用品の買取対象は15ジャンル、100カテゴリー以上。確かな目利きと独自の再販ルートで、地域でも最高水準の高価買取を実現します。

電子ピアノの回収や不用品回収、出張買取、荷造り、引越し全般まで、一社で全てお任せ頂けます。迅速、効率的な作業でスムーズな引越しを実現します。処分にお困りの際は、ぜひラッコスへお気軽にご相談ください。

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監修者

白石のアバター 白石 片付け・運搬・買取のエキスパート

ラッコス 代表
REPROZホールディングス(株) 代表取締役

引越し、不用品回収・買取、ブランド家具のリユース販売、遺品整理、ゴミ屋敷片付け、空き家のまるごと処分まで。

家の「モノ」や「コト」に関わるLife Support Company、REPROZホールディングス株式会社の代表。

SDGsにもいち早く着目し、海外に向けてのリユース品の再利用や発展途上国への寄付事業を手掛けるとともに、正しいSDGsのあり方などについても発信を行っている。

不用品業界において20年以上の実績があり、全国メディアでの出演も多数。
遺品整理士の資格も保有。

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